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花園連覇の桐蔭学園、コロナ禍で身に付けた「考える力」

優勝して喜ぶ桐蔭学園フィフティーン=花園ラグビー場(甘利慈撮影)
優勝して喜ぶ桐蔭学園フィフティーン=花園ラグビー場(甘利慈撮影)

 第100回全国高校ラグビー大会は9日、決勝が行われ、桐蔭学園(神奈川)が京都成章を32-15で下し、2大会連続3度目の優勝を果たした。

 相手の力を受け止めた上で勝利する。連覇を成し遂げた桐蔭学園はまさに「横綱相撲」だった。

 前半は10-10。京都成章のタックルの威力は想定内だったとはいえ、トライはロック青木の突破力に頼った1本だけ。しかし、後半で京都成章を仕留める準備に怠りはなかった。激しいコンタクトで相手にプレッシャーをかけ続けたのだ。

 桐蔭学園がかけた圧力は後半、相手ミスを誘う。2分、京都成章が自陣でターンオーバーし、右へ展開したが、まさかのパスミス。これをフランカーの粟飯原が逃さずにトライ。5分には深めのラインで、消耗した相手タックルを封じた上で縦に攻めてトライ。この流れを止めるすべを、初めて決勝に進んだ京都成章は持っていなかった。

 コロナ禍で経験したことのない日常を過ごした。大会は行われるのかという不安の中、ナンバー8の佐藤主将らは「コロナはコントロールできない。それならばやれることをやろう」と決めた。オンラインでミーティングを重ね、自宅で各自、体づくりに励んだ。藤原監督は「試合がなかった期間で選手たちは体ができたし、自分たちで考える力もついた」。決勝のゲームプランも、選手の議論の中で採用されたものだった。

 藤原監督は「選手たちが日に日に大きくなっている実感はあった」と目を細めた。3連覇について問われると「(来年度こそ)ラグビーをしっかり、スポーツをしっかりできるようになれば」と試行錯誤を続けたシーズンの苦労を思い返していた。(鮫島敬三)

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