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同じ病気の仲間とともに ボッチャ・江崎駿、河本圭亮

 練習拠点とする体育館が閉鎖となり、自宅での生活を余儀なくされる日々。握力が弱く、前後の腕振りと肩を駆使して投球する江崎は、実践を想定してボールを配置し、コントロールに磨きをかけた。一方、自力で投球できないため、専用の補助具を使ってプレーする河本は、世界トップレベルの技術を映像から分析。試行錯誤しながら自宅でできる練習に取り組み、競技力の向上に努めた。

オンライン活用

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 自由に体が動かせない2人にとって、ボッチャは社会や仲間とのつながりを実感できる大切なツールだった。直接、顔を合わすことができなくなり、精神的に壁にぶつかったこともあるというが、選手同士がオンラインでこまめに連絡を取り、現状の思いを共有。江崎は「早い段階からリモートでつながれたので、ずっと会っていた感じがした」と話し、河本も「目標は金メダル。コロナ禍でもいい時間を過ごせたと後から思えるように頑張っている」と言い切る。

 2016年リオデジャネイロ・パラリンピックのチーム(脳性まひ)で、日本は初の銀メダルを獲得。ボッチャは一躍脚光を浴びた。だが、それは長くは続かず、いまだ認知度が低いままなのが歯がゆい。

 2人の思いは一致している。「日本代表の全クラスでメダルを獲得し、ボッチャの魅力を多くの人に伝えたい」。使命感を胸に、大舞台に備えている。(木下未希)

 えさき・しゅん 平成13年3月25日生まれ、愛知県出身。3歳の時に筋ジストロフィーと診断され、小学6年から車いす生活に。中学1年で競技を始め、運動機能障害クラスの「BC4」で戦う。2017年アジアユースパラ競技大会と一昨年12月の日本選手権で優勝。法政大の通信制で経済学を学んでいる。

 かわもと・けいすけ 平成11年3月27日生まれ、愛知県市出身。4歳の時に筋ジストロフィーと診断され、小学3年から本格的に競技をスタート。運動機能障害クラスで最も障害が重い「BC3」に分類される。平成29~令和元年に日本選手権を3連覇。東郷町施設サービス所属。

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