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井岡、貫録の防衛 鉄壁の防御とカウンターで田中をTKO

【ボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 井岡一翔対田中恒成】2R、右をくらわす井岡一翔(右)=大田区総合体育館(今野顕撮影)
【ボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 井岡一翔対田中恒成】2R、右をくらわす井岡一翔(右)=大田区総合体育館(今野顕撮影)

 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が31日行われ、井岡一翔が田中恒成を下した。

 1年ぶりに上がった大みそかのリングで、井岡が王者の貫禄を見せつけた。自身と同じ世界4階級制覇を狙った田中をTKOで下し、2度目の防衛に成功。「格の違い、レベルの違いを見せる」と豪語して臨んだ日本人対決に圧勝し、「男として口だけで終わるわけにはいかなかった」と誇らしげに語った。

 序盤は荒々しく前進する田中に押される場面もあったが、鉄壁の防御で相手をいなし、徐々にペースを握った。5回、鋭い左カウンターで最初のダウンを奪うと、6回に再び左を炸裂(さくれつ)させ、田中をあおむけにした。それでもひるまない挑戦者の顎を8回に左でとらえたところで、レフェリーが試合を止めた。

 2020年は他団体王者との王座統一戦に視線を向けていたが、新型コロナウイルスの影響で計画は頓挫。現実的な選択肢として受け入れた田中との一戦を「メリットのない試合」と言い切ったが、「やるからには若い選手に負けず、トップに君臨する」と自身を奮い立たせてもいた。試合後は「完敗です」と告げに来た田中とリングで熱い抱擁を交わし、「僕は終わりが近づいてきているが、彼はこれから日本のボクシング界を引っ張ってくれる選手」と激励した。

 31歳とベテランの域に達しても、体幹を鍛えるピラティスを新たに練習に取り入れるなど、向上心は衰えない。21年に向けては「名の知れているチャンピオンと闘いたい」と王座統一戦の実現を切望した。(奥村信哉)

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