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合同稽古で対照的な両横綱 「動」の白鵬は充実の稽古 「静」の鶴竜は相撲取らず

 合同稽古で相撲を取る白鵬(奥)と朝乃山=21日、両国国技館内の相撲教習所(代表撮影)
 合同稽古で相撲を取る白鵬(奥)と朝乃山=21日、両国国技館内の相撲教習所(代表撮影)

 来年1月10日に初日を迎える大相撲初場所(東京・両国国技館)に向け、3場所連続休場中の白鵬、鶴竜の両横綱が対照的な調整を重ねている。2人は18日に両国国技館の相撲教習所で始まった合同稽古で汗を流している。実力者と連日胸を合わせる白鵬が「動」なら、四股などの基礎運動に精を出す鶴竜は「静」。横綱審議委員会(横審)は休場が相次ぐ2人に「注意」の決議を出した。再起を期す初場所に注目が集まる。

 白鵬は合同稽古4日目となった21日、大関朝乃山を相撲の相手に指名した。続けて20番取り17勝3敗。両者得意の右四つで組む相撲が多く、白鵬は力強い寄りや、上手投げ、下手投げなど多彩な攻めで朝乃山を土俵に転がした。

 気合十分で、疲れてきた朝乃山には「力抜くな」とハッパをかけた。敗れた一番では「あー、くそ」と漏らし、悔しさを隠さなかった。8月に手術した右膝の状態は良好のようで、稽古を終えると、「良かったんじゃないかな。組んでよし、離れてよし、ですかね」と自賛した。

 合同稽古初日は平幕阿武咲(おうのしょう)相手に14戦全勝した。2日目は小結高安に9勝5敗だった。3日目は11月場所優勝の大関貴景勝に13勝2敗。相手の強度を上げながらの稽古は充実している。

 一方の鶴竜は合同稽古初日から、相撲を取っていない。土俵の動きは、ぶつかり稽古で胸を出す程度で、四股、てっぽうなどの基礎運動に軸を置いている。

 今月、念願の日本国籍を取得し土俵外の懸案は解決した。休場した要因の腰痛は回復途上で「相撲を取りたい気持ちはあるけど、焦っちゃいけない。またけがしてもしようがない」と語る。合同稽古参加については「関取衆の稽古を見て、空気を味わうのはすごくいい」と意義を強調した。

 横審の矢野弘典委員長は11月に「注意」を決議した後、2人に「来場所(初場所)には覚悟を決めて備えていただきたい」と厳しい言葉を発している。燃える白鵬と、慎重な鶴竜。新年の土俵では、どちらに軍配が上がるだろうか。(浜田慎太郎)

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