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柔道史に残る敗者、実力は証明 再起へ丸山「もっと強くなる」

【東京五輪柔道男子66kg級代表決定戦】阿部一二三に大内刈を決められた丸山城志郎(手前) =13日午後、東京都文京区の講道館(納冨康撮影)
【東京五輪柔道男子66kg級代表決定戦】阿部一二三に大内刈を決められた丸山城志郎(手前) =13日午後、東京都文京区の講道館(納冨康撮影)

 柔道男子66キロ級の東京五輪代表決定戦は13日、2019年世界王者の丸山城志郎(ミキハウス)が17、18年世界選手権2連覇の阿部一二三(パーク24)に惜敗し、初の五輪代表入りを逃した。

 「最初から最後まで全力で勝ちに行くという気持ちだけで挑んだ。自分のやってきたことは出し切れたと思う」。男子66キロ級東京五輪代表を逃した丸山は、敗戦を受け止めた。

 前に出る阿部に得意のともえ投げが決まらず、母校・天理大の穴井隆将監督が「日本刀の切れ味」と評した内股も影を潜め、突破口を見いだせなかった。

 勝敗を決した最後の場面は「投げられたなという感覚があった」。畳から起き上がり、しばらく動けなかった。

 男子73キロ級代表で五輪2連覇を狙う大野将平(旭化成)は大学の先輩。その背中を追って成長した。「遅咲きの天才」と称される27歳を底上げしたのはタフなトレーニング。コロナ禍の状況でも「自分を信じて、ひたむきにやってきた」と五輪への執念を燃やした。

 ワンマッチで勝者と敗者に明暗がくっきりと分かれたが、実力は拮抗。日本男子の井上監督が「五輪でこの戦いが見たかった」と本音をこぼすほどだった。

 「まだ僕の柔道人生は終わっていない。精神的にも肉体的にももっと強くなれるように精進する」。柔道史に残る一戦の敗者にも、この先の道がある。(田中充)

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