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照ノ富士、優勝争い残り「明日の一番に集中してやるだけ」 千秋楽の貴景勝戦へ

【大相撲十一月場所 14日目】○照ノ富士(よりきり)志摩ノ海● 、勝った照ノ富士= 両国国技館(榎本雅弘撮影)
【大相撲十一月場所 14日目】○照ノ富士(よりきり)志摩ノ海● 、勝った照ノ富士= 両国国技館(榎本雅弘撮影)

 大相撲11月場所14日目は21日、照ノ富士が志摩ノ海を寄り切り、12勝目を挙げた。

 千秋楽まで優勝の望みをつないだのは照ノ富士だった。2敗で並んでいた幕尻の志摩ノ海を危なげない相撲で圧倒した。「思い切って当たっていこうと思っただけ。体が勝手に動いた」。花道を下がっても表情は険しいまま。勝った安堵(あんど)感より、翌日の大一番に視線は向けられていた。

 13秒6の相撲に強さが凝縮していた。立ち合いで右の下手を素早くつかんだ。左まわしを取れれば盤石だが、志摩ノ海が右腕を伸ばして阻止。ならばと相手の上体を起こし、頭を相手の肩につけた。身長191センチの巨体を小さくたたんで前へ。最後は左まわしをつかみ、持ち上げるようにして寄り切った。

 荒々しい相撲で大関まで駆け上がったのが20代前半。そのころの照ノ富士とは見違えるような、冷静で工夫を凝らした取り口だった。土俵下で見守った師匠の伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「前に攻めるためにどうしたらいいか考えながら取っている」と緻密さを評価した。

 千秋楽は1差で追う貴景勝戦。本割と優勝決定戦で連勝すれば、自力で賜杯を手繰り寄せることができる。伊勢ケ浜親方は「やってみないと分からない」と語り、「今年最後の一番。良い割だと思う」と審判部長としての立場で話した。

 約3年ぶりに対戦した先場所では、貴景勝に一方的に押し出された。相手の出足を止めて、早くまわしを引きたい。「積み重ねていけば結果が付いてくる。明日の一番に集中してやるだけ」。3度目の優勝へ、闘志は高まっている。(浜田慎太郎)

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