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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】ジャパンC「鼎峙」の大一番が迫っている

 そうか、鼎峙(ていじ)という言葉があるのか。初めて知った。勉強になるなあ。

 先週発売された週刊競馬ブックを読んでいたら、11月29日(日)に行われるジャパンCについて、こう書いてあったのだ。

 <晩秋の武蔵野で鼎峙するのは、今年、無敗のままで三冠に輝いたコントレイルとデアリングタクト、そして、2年前の三冠牝馬であり、ここまでに8度のGI勝ちを積み上げてきたアーモンドアイの3頭だ。>

 これまで、対峙(たいじ)という言葉は、紙誌でよく目にした。強豪が向き合って立つことである。

 しかし今度のジャパンCは、三冠馬が3頭いるので、向き合いにはならない。トライアングルのような力関係である。こういうケースを形容する言葉が、鼎峙であるらしい。広辞苑を引いたら、ちゃんと載っていた。

 鼎峙(ていじ)=鼎(かなえ)の足のように、3方に相対して立つこと。

 では、この鼎峙というのは、英語では何と表現するのだろう。研究社の新和英中辞典にあたってみたところ、鼎峙は出ていなかったが、「三つ巴(どもえ)の戦い」は、こう表現することが分かった。

 「a three-cornered battle」

 居酒屋でしばしば会う、高校の元英語教師に聞いたところ、「米中ロによるレアメタルの採取競争を、英字紙がそのスリー・コーナード・バトルという言葉を使って報じていましたよ」とのことだった。

 となると、三冠馬3頭の激突ということで欧米でも注目を集めている今回のジャパンCは、スリー・コーナード・バトルという表現で報じられているのかもしれない。

 11月17日(火)深夜、NHKBS1の『中国地方推し!』では、鳥取県の大山(だいせん)ヒルズでジャパンCに向けて英気を養うコントレイルの溌剌(はつらつ)とした姿が映し出された。

 世紀の大一番が刻一刻、いよいよ迫っている。(競馬コラムニスト)

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