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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】隠れた「コントレイル対決」の軍配は

 史上初めて、無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクトは、その秋華賞(10月18日)のパドックで歩様に落ち着きがなく、妙にチャカチャカしていた。

 レースに出るのが、オークス以来およそ5カ月ぶり。それで落ち着きがないのかと思ったら、長老記者が「いや、違うよ」という。「この馬は、前走のオークスも、前々走の桜花賞も、緊急事態宣言後で、パドックにファンの姿がまったくなかった。それを覚えていて、あれっ? 今日はどうして人がいるんだろうと、少しいぶかしがっているんだ。2、3周すれば、危険はないと理解して、落ち着くと思うよ」

 そして実際、そのとおり、松山弘平騎手の指示に従って早目に先行グループに取り付いたデアリングタクトは、ゴール前グイッと抜け出して、栄光のゴールに飛び込んだ。

 今週は、牡馬のコントレイルが、無敗の3冠をめざすわけだが、この馬も、皐月賞、日本ダービーと無観客のなかで勝っている。3冠最後の菊花賞は、ごく少数とはいえ、パドックやスタンドにお客さんの姿が見える。

 「あれっ?」と気持ちが乱れて、イレ込んだりしなければいいが…と思う。馬はちょっとした環境の変化に敏感だからね。パドックの様子に目をこらすことにしよう。

 コントレイル(Contrail)というのは「飛行機雲」のことだと辞書にあるが、じつは今回の菊花賞、血統図のなかにコントレイルという馬名が刻まれている馬がいる。デビュー以来6戦、(2)(2)(1)(1)(1)(1)着と一度も連を外していないバビットである。

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