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ラグビーの加藤幸子 イングランド・プレミアデビュー

横河武蔵野で活躍していた加藤(右)。エクセターに移籍した(横河武蔵野スポーツクラブ提供)
横河武蔵野で活躍していた加藤(右)。エクセターに移籍した(横河武蔵野スポーツクラブ提供)

 昨年のラグビー15人制女子日本代表「サクラフィフティーン」欧州遠征のメンバーでプロップの加藤幸子(さちこ)がイングランド・プレミアリーグのエクセターに移籍し、堂々のデビューを果たした。日本協会によると、同リーグのチームとプロ契約して試合に出場した日本女子は初。世界ランキング2位の強豪国で自身を磨く20歳は「できるだけ長い時間出場するのが目標。日本人としてできないことはない」と目を輝かせる。(橋本謙太郎)

 「国内にいないような体の大きな選手がいっぱいいて、当たりの強さは感じたが、タックルも低く入れれば倒せるし、自分から体を当てに行けば相手を倒すこともできた。通用する部分があった」。ラグビーの祖国でプロ選手となり、10日のシーズン開幕戦と17日の第2戦に出場した加藤は手応えを口にする。

 エクセターは英国南西部に位置する人口約12万人の都市。そんな町でホームステイし、ラグビーと英語の勉強に明け暮れる日々という。話が舞い込んできたのは3月。昨年11月の日本代表欧州遠征でのパフォーマンスが関係者の目に留まり、声がかかった。

 寝耳に水だった。海外志向が特に強いわけでもない。早大在学中でもある。だが、ワールドカップ(W杯)で2度の優勝を誇るイングランドでプレーできる機会はそうあるものではない。決断は速かった。「素晴らしい環境でプレーさせてもらえるということはチャンスしかない。話を聞いたときに『行きます』という答えを出した」

 横河武蔵野からエクセターに移籍し、来年春まで英国で暮らす道を選んだ。大学は休学し、ラグビーに専念する。その判断の先には来年9~10月のW杯ニュージーランド大会がある。日本、香港、カザフスタンによるアジア最終予選は新型コロナウイルスの影響で延期されているが、これを勝ち抜けば、日本は2大会連続の出場が決まる。

 中部大春日丘高(愛知県春日井市)ラグビー部で男子と一緒に練習し、高校3年だった2017年には日本代表デビューを果たしたが、同年8月に行われたW杯アイルランド大会では代表から外れた。加藤は「これまでの中で一番悔しかったといっても過言ではない」と振り返る。だからこそ思いは強い。「一番大きな目標は、W杯に出場して、強豪国に一つでも多く勝利を収めること」と力を込める。

 エクセターには英国だけでなく、カナダや米国、オランダなどの選手もいるが、「みんな体が大きいので、練習の強度は高い」。試合だけでなく日々の練習も刺激にあふれている環境下でどこまで成長できるか。「今は(周囲に)引っ張ってもらっているが、少し慣れたら自分から(周囲を)引っ張っていけるようになりたい」と貪欲にラグビーに取り組む。

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