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【秋季高校野球茨城県大会】「新しい常総」鮮やか逆転劇

【常総学院-藤代】常総学院は三回、柴田が同点の右犠飛を放つ=ひたちなか市民球場(三浦馨撮影)
【常総学院-藤代】常総学院は三回、柴田が同点の右犠飛を放つ=ひたちなか市民球場(三浦馨撮影)

 第73回秋季関東地区高校野球茨城県大会は3日、ひたちなか市民球場で準決勝2試合が行われ、第1試合は鹿島学園が昨夏の県大会優勝校の霞ケ浦に10-4と圧勝。第2試合は常総学院が小刻みに得点を重ねて藤代に5-2と逆転勝ちし、ともに24日、千葉県で開幕する関東大会の切符を手にした。鹿島学園の秋季関東大会進出は初めて。常総学院は3年連続17回目の出場となる。

 この夏から常総学院を指揮する島田直也監督と選手の合言葉は「新しい常総を作ろう」だ。強豪チームは、平成28年夏の出場を最後に甲子園から遠ざかっている。「僕もOBとして悔しい。もう一度、常総のすごさを見せつけたい」との思いで指導に当たっている。

 秋本璃空(りく)投手、大川慈英(じえい)投手の二枚看板は「(1試合)必ず2点で抑えてくれる」と指揮官の信頼は厚い。課題だった打線はこの日、9安打に6四死球をからめ、5得点。鮮やかな逆転劇を演じ、「平凡なフライは少なく、しっかり練習通りにライナー性の当たりを打てている」と島田監督を喜ばせた。

 この日、秋本、大川両投手を好リードした主将の田辺広大(こうた)捕手は「今までは王者・常総とかいわれ、関東大会に行こうとか、先を見て戦って足元をすくわれていた」と振り返る。今は「目の前の敵を倒すことが大事」という島田監督に授けられた言葉を胸に試合へ臨んでいるとする。

 島田監督は常総のエースとして昭和62年夏の甲子園で準優勝。プロ入り後は平成10年の横浜(現DeNA)の優勝と日本一にも貢献した右腕は今春、学生野球の指導資格を回復し、母校へ“里帰り”した。

 「高校野球は(プロと違い)絶対に負けられないので胃が痛い」と苦笑いしつつ、「僕も毎日が勉強。選手のいいところを引き出したい」とやりがいを感じている。関東大会の目標を「全部勝つ。それだけです」と力強く言い切った。(三浦馨)

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