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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】ごはんのお供かプレーボーイか

 外国の馬で、名前が「ママカリ」なんていう馬がいるんだね。血統本を見ていて知った。1987年に米国で生まれたリヴァルーラという男馬がイタリアでナポリ市大賞典(GIII・芝2000メートル)を勝っているのだが、その馬の母親の名が、ママカリというのだ。アルファベットのつづりは「Mama Kali」。

 このママカリのオーナーは日本に来て「ままかり」を食べてあまりにうまかったので、自分の持ち馬に記念にママカリと名付けたのだろうか。

 じつは、ままかりは広辞苑にも載っており、こう解説されている。

 ままかり(飯借り)=瀬戸内海沿岸で、海魚サッパのこと。

 そしてサッパについては、マイペディア百科事典にこうある。

 サッパ=ニシン科の魚。地方名ハラカタ、ママカリ、ハダラなど。全長20センチくらいになる。(中略)小骨は多いが、付焼にしたり二杯酢で食べ、特にその酢漬は岡山県など瀬戸内海沿岸では飯借(ままかり)と呼ばれて賞味される-。

 岡山県といえば、女子プロゴルファーの渋野日向子選手の出身地。AIG全英女子オープンで昨年、あれよあれよという間に笑顔で優勝してしまったあのパワー。今年予選落ちして、へこたれずに現地に残って終日練習していたあの粘り強さ。あれは、ままかりによって培ったものなのかもなあ…と、そんなことを考えていたら、長老記者から声あり。

 「去年、親戚の結婚式でハワイに行ったとき、Mama Kaliという小さい飲み屋があったぞ」

 えっ、ママカリってハワイ語にもあんの!?

 ハワイ語-日本語辞典(千倉書房)にあたってみたら、ママとカリが、別々に載っていた。

 Mama=はやい

 Kali=のろい

 合体すると「のろはや」。花街では、万事にのろいのに女性にだけは手が早い男を「のろはや」と呼ぶが、Mama Kaliはそれのハワイ版なのかもなあ。(競馬コラムニスト)

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