満塁弾のヤクルト青木、最後は逆風…サヨナラ逃す
ヤクルトは1-7の八回、青木が日本では2008年以来となる満塁本塁打を放った。「点差があったので、とにかく後ろにつなぐ意識だった」と代わった岩貞の変化球を鋭く引っ張って右翼席へ。本拠地球場のムードを一変させた。
九回も食らい付き、2死一、二塁で打席には青木。スアレスの152キロを中堅へ高々と打ち上げると、逆転サヨナラ3ランかとスタンドは沸き立った。しかし直前に雨とともに吹き始めた強い逆風で失速し、万事休す。
借金が4に膨らんでも、高津監督は「八回の一発でいけると思わせてくれた。最後は届かなかったが、あすにつながる」とねぎらった。