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異例のシーズン、攻撃的な試合展開へ J1、4日再開

 サッカーJ1の異例のシーズンが4日、再開する。新型コロナウイルスの感染拡大により約4カ月間実戦から離れていた選手を待つのは過密日程。体力を奪う酷暑の中で負傷の恐れも高まる。各チームは総合力を問われ、打ち切りの恐れがあるため序盤から勝ち点を取りに行く必要もある。一方で降格凍結で敗戦リスクが下がり、攻撃的な試合が増えそうだ。

 従来、9カ月強で行う試合を半年間に短縮。C大阪ロティーナ監督が「タフな戦い」とため息を漏らすように、選手は週2試合の戦いも強いられる。主力選手だけで戦い抜くのは不可能に近い。故障のリスクも踏まえ、柏のネルシーニョ監督は「いつか訪れる出場機会に備えてほしい」と全選手に奮起を促す。

 選手保護の側面もあって交代枠は3から5に増えた。ゴールを狙う、守備を固めるといった従来の戦術的な交代に加え、戦力の運用面から行われる交代は間違いなく増える。横浜FCの下平監督は「次を考えて休ませるとか、交代カードを切ることが早まることもある」と考えを巡らせている。

 中断や打ち切りと隣り合わせのシーズンでもある。東京都内で2日、100人以上の感染者が確認されるなど第2波、第3波の可能性は否定できない。緊急事態宣言が再び発出された場合の試合は困難で、浦和FW興梠も「試合数は減るのかなと個人的には思っている」と覚悟を決めている。

 今季のリーグ戦成立に必要な消化試合数は、全試合の75%かつ全クラブの50%以上。この条件を満たしていれば、クラブごとの消化試合が異なっていても勝ち点で順位が決まるため、打ち切りという事態に備えるためにも、再開直後から勝ち点を積み重ねたい。

 今季、期待できそうなのが魅力的なゲーム展開。「攻撃的な試合、オープンに打ち合う試合が増えるだろう」と浦和の大槻監督。収入減や有力選手流出につながる降格がなくなった一方で、勝てばアジア・チャンピオンズリーグ出場権を得る可能性もある。下位チームも積極的に勝ち点3を狙っていくのが自然の流れになる。

 昨季、J1参入プレーオフに回った末に何とか残留を果たした湘南の浮嶋監督は「勝ち点1を狙う試合は減る。全体的に攻撃的になって、試合数が同じであれば例年よりも得点数は増えると思う」と展望。前代未聞のシーズンだからこそ生まれる見どころに注目だ。

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