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東京パラ500日前 義足のジャンパー中西「世界記録での金メダルを」

パラ陸上の世界選手権で優勝し、ガッツポーズする中西麻耶。東京パラリンピックでも金メダルを目指す=2019年11月、ドバイ(共同)
パラ陸上の世界選手権で優勝し、ガッツポーズする中西麻耶。東京パラリンピックでも金メダルを目指す=2019年11月、ドバイ(共同)
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 新型コロナウイルス感染拡大を受けて1年延期となった東京パラリンピックの開幕まで、11日で500日となった。昨年11月の世界選手権で優勝し代表に内定した陸上女子走り幅跳び(義足T64)の中西麻耶(阪急交通社)は、延期が決まった後も黙々とトレーニングの日々を過ごしている。自国開催の大舞台での目標は6メートル01の世界記録を更新した上での金メダル。34歳の義足のジャンパーは思わぬ仕切り直しにもめげず、最高の結果を追い求める。  (宇山友明)

 大分市内の公園の片隅や、人通りが少ない時間帯の路上が中西の現在の練習場所だ。拠点としてきた陸上競技場がコロナ禍で使えなくなったからだ。それでも「この状況であっても自分のできることをやっていくだけ」と前向きに語る。

 3月24日に東京五輪とともに東京パラの延期が決まってからは、練習のテーマをこれまで粗削りだった基礎の部分を改めて見つめ直すことに切り替えた。公園や路上では跳躍の練習はできないが、助走の走力向上に取り組んでいる。十分な手応えを感じているといい、「今年中には自己ベスト(5メートル51)を上回る6メートルを跳べそう」と声を弾ませた。

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 パラアスリートとして頭角を現すのは早かった。競技を始めたのは2007年。前年9月、勤務先の塗装店で荷崩れした鉄骨に右脚を挟まれ、膝から下の切断を余儀なくされた。義肢装具士の勧めで陸上に取り組むと、大分・明豊高時代にソフトテニスで全国高校総体(インターハイ)や国体に出場した才能はすぐに開花。早くも08年北京パラで100メートルは6位、200メートルは4位に入賞した。

 だが、すぐ手に届くところにあると思われたメダルへの道には挫折が待っていた。

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