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見えないJリーグ再開 選手ら困惑「延期、延期で難しい」

「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議を終え、ウェブ上で記者会見するJリーグの村井満チェアマン=3日午前、東京都内
「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議を終え、ウェブ上で記者会見するJリーグの村井満チェアマン=3日午前、東京都内

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で公式戦を中断しているJリーグが、25日以降の再開を目指していた日程を白紙に戻した。先行きがみえない状況に、現場の選手や監督の苦悩も深まるばかりだ。再開日が定まらなくて調整はままならず、感染回避へ細心の注意を払う毎日に神経をすり減らしている。

 再開に暗雲が垂れ込めていた2日、神奈川県内で練習したJ1湘南の選手たちの表情は晴れなかった。練習中は快活な声が響いたが、FW石原直は「延期、延期で難しい」と不安を吐露。中断中には昨季の最優秀選手に輝いた横浜MのFW仲川も「気持ちを切らさずに準備したい」と難しさを口にしている。

 3月末からJ1神戸のDF酒井を皮切りにJリーグ関係者の感染が相次いで判明。湘南のMF斉藤は「気を付けていても感染してしまうことはある」と冷静に受け止めつつ、「オフに外出はほぼせず、食事もスーパーで材料を買ってきて自炊。人との接触は控えている」と感染回避に万全を期している。

 湘南の浮島監督は選手のメンタル面を気遣う。「オフでも外出できず、『オフはいらない』といっている選手もいる。試合をやりたくても、われわれのところで感染者を増やすわけにはいかない。いまが頑張りどころ」と自身を鼓舞するように話した。

 Jリーグの村井満チェアマンもジレンマに陥っている。リーグ戦は一刻も早く再開したい。しかし、再開目標を示すたびに調整をやり直す選手の負担は増す。3日に再開延期を決断した際は、選手の負担などに配慮して「再開までは少なくとも1カ月以上の間隔をあける」と述べた。

 Jリーグは2011年にも東日本大震災の影響で公式戦を1カ月以上中断したが、浮島監督は「当時は出口がみえてやるべきこともはっきりしていたが、今回は出口がみえない」と困惑する。収束の気配がない感染症という敵を前に、選手や指揮官も前例のない苦しさに直面している。(奥山次郎)

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