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【月刊パラスポーツ】車いすバスケ・秋田啓 「夢を持って」メダルへ進化誓う

ボールを競り合う秋田(中央)は、日本の主力として急成長している(日本車いすバスケットボール連盟提供)
ボールを競り合う秋田(中央)は、日本の主力として急成長している(日本車いすバスケットボール連盟提供)
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 パラスポーツの花形種目、車いすバスケットボール。大柄な海外勢にも引けを取らない体格を生かした「高さ」で期待を集めるのが、2019年アジアオセアニアチャンピオンシップス日本代表の秋田啓(あいおいニッセイ同和損保)だ。競技歴10年の30歳。半年後に迫る自身初のパラリンピックに向けて、さらなる進化を誓う。(西沢綾里)

 身長190センチ、体重95キロ。車いすに座った状態で伸ばした手は220センチにまで達する。激しい攻防が繰り広げられるゴール下で、体格を生かした得点力とリバウンドの奪取力が強みだ。

 高校卒業後の18歳のとき、バイクの自損事故で左足を切断。さらに右足もひざ下の神経が切れる障害を負った。ただ、2年にも及ぶ入院中も「障害者になった」という感覚はなかったという。退院後にまず考えたのは「体を動かしたい」だった。たまたま、自宅近くに県内唯一の車いすバスケットボールチーム「岐阜シャイン」があったことが転機となった。高校時代までのスポーツ経験は、友達と野球やボウリングで遊ぶ程度。恐る恐る扉を開けると、そこには未知の世界が広がっていた。

 キュッ、キュッ、キュ-。タイヤの摩擦音が響き渡る体育館で、選手たちは自由自在に競技用の車いすを操り、わずかなスペースもくぐり抜けていく。そのスピード感や迫力に圧倒され、魅了され、すぐに競技にのめり込んだ。

 「とにかくみんなが格好良くて。自分もうまくなりたい一心で夢中で練習をしました」

 パラリンピックを意識し始めたのは、つい最近のことだという。前回の16年リオデジャネイロ大会(日本9位)を見ても別世界の舞台と感じていた。だが、17年シーズンに初代表入りして以降、日の丸をつけてプレーする時間が増えるにつれて自信と自覚が芽生えた。

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