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【月刊パラスポーツ】自分だけの道具が躍進支え 日の丸技術、究極カスタマイズ

F1にも提供

 パラリンピックは選手を助ける道具が加速度的に進化し続けている。東京大会では、進境著しい国内メーカーも存在感を発揮しそうだ。陸上では義足や「レーサー」と呼ばれる競技用車いすで、一人一人の選手に合わせた究極のカスタマイズを実現。車いすテニスや車いすバドミントンでも、小回りと軽さを備えた唯一無二のマシンが生み出されている。

 2012年ロンドン大会を最後に一度は現役を引退し、東京大会に向けて復帰した陸上(車いすT52)の伊藤智也(バイエル薬品)は「感覚に頼っていたこれまでとは全く違う」と話す。復帰を後押ししたのは、ロボットなどを製造し、自動車F1のレーシングカーにも技術提供する埼玉県寄居町のRDSだ。

 推進力を最大化するため、最適なシート位置を探るシミュレーターを開発。お尻の形も再現した軽量かつ頑丈なフルカーボンのレーサーを作り上げた。昨年から使用している56歳の伊藤は、昨年11月の世界選手権で出場した100メートル、400メートル、1500メートルの全3種目でメダルを獲得。鮮やかに復活を印象付けた。

自然な動きに

 男子走り高跳びで6大会連続のパラ代表に内定している鈴木徹(SMBC日興証券)は、長年使用してきた大手オズールの義足に別れを告げ、今仙技術研究所とミズノが共同開発した義足を使用する。担当者と意見交換を繰り返し、先端の湾曲部分が約3センチ伸びた義足を製造。「健足で踏み切る直前の一歩を、より自然な動きにしたい。自分の脚のように跳べたら」と理想を追い求める。

 マシンの細かな動きが勝敗を分ける車いすテニスや車いすバドミントンでは、千葉市のオーエックスエンジニアリングが完全オーダーメードで手掛ける。車いすテニス男子のエース国枝慎吾(ユニクロ)ら国内外の選手が使用し、これまでのパラリンピックで100個を超えるメダル獲得に貢献している。

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