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五輪予選延期、ファン対応見直し…新型肺炎拡大がスポーツ界に落とす影 

事務折衝を終え、記者会見するIOCのコーツ調整委員長(左)と大会組織委の森喜朗会長=14日午後、東京都中央区
事務折衝を終え、記者会見するIOCのコーツ調整委員長(左)と大会組織委の森喜朗会長=14日午後、東京都中央区

 新型コロナウイルスによる肺炎拡大がスポーツ界にも影を落としている。東京五輪・パラリンピックの出場に関わる国際大会の延期や中止が相次ぎ、ポイント制で五輪出場が決まるバドミントンやゴルフなどに影響が出かねない。プロ野球ではファン対応の際にマスク着用を徹底する球団もあり、サッカーJリーグでは8日に行われた公式戦で会場に配置する医療関係者を増員して対応した。対策を迫られるスポーツ界は頭を悩ませている。

 「東京大会の中止や延期は検討されていないことを改めてはっきり申し上げたい」。13日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会などの事務折衝で森喜朗会長はこう語気を強めた。ただ、五輪の代表選考には影響が出始めている。

 バドミントンは4月21日から中国・武漢でアジア選手権を予定。同選手権の結果が反映された4月28日付の世界ランキングで代表が決定するため、大会が中止された場合の影響は大きい。リオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は現在、代表圏外の日本勢3番手で、場合によっては五輪出場が難しくなる。

 ボクシングの五輪アジア・オセアニア予選は、2月にやはり武漢で行われる予定だったが、3月にヨルダンのアンマンでの開催に変更された。日本ボクシング連盟の本(もと)博国(ひろくに)強化委員長は「合宿で強化ができていたため、成果につながると考えていた。選手には丁寧に説明し、前向きな考えを持たせたい」とコメントした。

 2月に開催予定だった陸上のアジア室内選手権(中国・杭州)は中止になり、3月の世界室内選手権(南京)も延期に。ゴルフでは米女子ツアーのホンダLPGA(20日開幕、タイ)、HSBC女子世界選手権(27日開幕、シンガポール)、ブルーベイLPGA(3月5日開幕、中国)の中止が決まった。ホンダLPGAを今年の初戦に予定していた渋野日向子も五輪に向けた調整や戦略の修正が求められることになる。

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