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【泳ぎそして想う】競泳ヘッドコーチ 平井伯昌 スペイン・高地トレのお供に

競泳日本代表ヘッドコーチの平井伯昌氏(戸加里真司撮影)
競泳日本代表ヘッドコーチの平井伯昌氏(戸加里真司撮影)

 今月21日から3月25日まで、男子個人メドレーの萩野公介や女子個人メドレーの大橋悠依ら選手8人とスタッフ・トレーナーのべ7人を連れて、スペインのシエラネバダへ行く。標高約2300メートルの地で行う恒例の高地トレーニングのためだ。

 高地トレを導入して、はや21年。北島康介を指導する中で始めた強化策の海外拠点は複数ある。当初は、米アリゾナ州フラッグスタッフ(標高約2100メートル)を頻繁に使用していた。2004年アテネ五輪を転機にシエラネバダを利用し始め、以来、私はこの地を故郷のように気に入っている。

 その一番の理由は、宿泊施設の警備員、食堂のシェフ、部屋を掃除するハウスキーパーの女性まで、04年から人が変わらず、いつも同じ笑顔で出迎えてくれるから。スペイン語が話せない私たちにも、人懐っこい笑顔と身ぶり手ぶりのコミュニケーションで15年以上の付き合いになる。

 私は必ず折り紙やお箸などの日本土産をトランクに詰める。さらに今回、新たに持っていきたいと考えているものが、手のひらサイズの音声翻訳機「ポケトーク」だ。純粋に、現地で彼らと会話を楽しみたいと思ったことがきっかけだが、この翻訳機はトレーニングの拠点プールサイドでも、大いに活躍してくれるだろう。

 これまでもコラムで書いてきたように、海外遠征は貴重な情報交換の場。他国の最新技術やトレーニング法、強化策に刺激を受けて参考にすることも多々ある。今回の合宿期間中は、自由形種目に強いドイツやスペイン、リトアニアのチームが一緒になる予定。この3カ国のヘッドコーチとは既に信頼関係を築けているため、翻訳機を使うことでより密に、より深い話ができるはずだ。

 加えてこの施設には、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスに出場する選手も足腰の強化に訪れる。同じトレーニング室で、持久力アップのために昨季から導入しているWattbike(自転車型フィットネス器具)を彼らの横で教え子に漕がせるのは気恥ずかしい。同時に自転車の猛者とのやり取りを、ひそかな楽しみにしている。

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