PR

スポーツ スポーツ

【大阪国際女子マラソン】福士加代子 最後まで「やるしかない」

東京五輪出場に向け、最後まで挑戦を続ける福士加代子(鳥越瑞絵撮影)
東京五輪出場に向け、最後まで挑戦を続ける福士加代子(鳥越瑞絵撮影)

 「チャレンジするメンバーに入れるんだったら、やるしかないでしょう。それだけ」

 東京五輪代表の最後の切符を目指す理由を問われると、迷いなく言い切った。

 昨年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は前半で前田穂南(天満屋)らのペースから遅れ、見せ場は作れなかった。レース中もファイナルチャレンジのことが少し頭をよぎっていたという。「(2位以内は)ちょっと無理だなというのがどっかで働いたと思います。次もやるか、という感じだった」。1週間程度休んだ後は、すぐに練習を再開した。

 マラソンのスタートラインに立つのは今回が12度目。最初から先頭集団についていくのは福士のスタイルだが、過去のレースで集団から一度離れた後、終盤に盛り返した経験はない。「いつも最後は体力がなくなっていく感じしかしないんですよね」と苦笑い。「(前半に)もう少し余裕ある走りができるはずなんですけど、そこがまだ見え隠れしている」。マラソンに納得できない理由がそこにある。

 2008年大阪国際での初マラソン以降、五輪イヤーに浪速路を走るのはこれで4度目だ。過去に08年北京、12年ロンドンの両五輪ではマラソンで代表権を逃した後、トラック種目で出場したが「それはやらない」ときっぱり。37歳のベテランは「スピードに自信はないです」と話し、あくまでマラソンでの東京五輪出場が自身の集大成の位置付けでもある。

 ただ、自身の経験上、「マラソンにも1万メートルのスピードは絶対必要」と強調。MGCでは練習が足りなかったという反省もあり「こそ練(こそっと練習)」にも取り組むようになった。「最後に自分でスプリント練習入れるぐらいだけど、練習するしかないね」。明確な目標がある限り、最後まであきらめることはない。(丸山和郎)

ふくし・かよこ 1982年3月25日生まれ、37歳。青森県出身。五所川原工高卒業後、ワコールに入社。2008年に初マラソンを経験し、13年世界選手権(モスクワ)で銅メダル。16年リオデジャネイロ五輪は14位だった。自己ベストは2時間22分17秒(16年大阪国際)。161センチ、45キロ。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ