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【大阪国際女子マラソン】小原怜 悔し涙はもう流さない

後輩の前田穂南の活躍も刺激に五輪代表を目指す小原怜(鳥越瑞絵撮影)
後輩の前田穂南の活躍も刺激に五輪代表を目指す小原怜(鳥越瑞絵撮影)

 マラソンで五輪に出場する-。その思いをずっと心に秘めてきた。

 2016年リオデジャネイロ五輪の最終選考会だった4年前の名古屋ウィメンズでは田中智美(第一生命グループ)に競り負け、わずか1秒差で代表を逃した。さらに、昨年9月の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」でも2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)に4秒届かず。レース後は「またやってしまった」と自責の念にかられた。

 東京五輪代表に決まった後輩の前田穂南(ほなみ)とも同じ練習メニューをこなしてきたが、MGCの結果は自身の詰めの甘さを実感するきっかけにもなった。「前田の方がしっかり練習ができていた。練習ができれば、結果はおのずと見えてくる」との思いを新たにした。

 MGC3位の選手は、代表最後の1枠を争う「MGCファイナルチャレンジ」で設定記録の突破者が出なければ代表切符を手にできが、MGC後、ほどなくして決意を固めた。「何が何でも五輪切符を取りに行きたい。ファイナルチャレンジで記録を狙う」。守りの姿勢には入らず、自信を持って東京五輪のスタートラインに立つことが自身が描く青写真だ。

 チーム内には前田だけでなく、昨秋の世界選手権(ドーハ)で7位に入賞した谷本観月もいる。「目標に向かっていく意識の強さを間近で見て、いい影響を受けている」。成長著しい後輩たちからの刺激が自らの発奮材料にもなっている。

 自己ベストは4年前の名古屋ウィメンズでマークした2時間23分20秒。それ以降は故障に苦しんだ時期もあり、自己記録をなかなか更新できずにいるが、天満屋の武冨豊監督は「持っている能力は高い」と太鼓判を押す。あとは五輪出場にかける強い思いをレースで前面に出せるかどうか。「(五輪出場まで)あと少しなのでつかみ取りたい」。もう悔し涙を流すつもりはない。(宇山友明)

 おはら・れい 1990年8月10日生まれ、29歳。岡山県倉敷市出身。興譲館高卒業後、天満屋に入社。2015年世界選手権(北京)に1万メートルで出場。16年リオデジャネイロ五輪は1秒差で代表入りを逃した。自己ベストは2時間23分20秒(16年名古屋ウィメンズ)。165センチ、47キロ。

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