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【話の肖像画】福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治(79)(10)チーム一丸でV9の偉業

 「もっともっと」と貪欲だったんです。お互いに変に練習をさぼることもない。そういう2人がいたからチーム全体が“やる組織”になっていました。「ONが練習をやめないから練習をやめられない」なんて他の選手がぼやいていたと聞きますが、それだけやったから結果につながったのだと思います。他のチームより戦力、団結力の固さ、勝利への執念は確実に上でした。

 《その半面、お金には無頓着…》

 柴田(勲さん、外野手)に言われたことがある。「優勝してもONが(契約更改で)頑張ってくれないから給料が上がらない」とね。いまはちょっといい成績を残すとポーンと上がる。年俸交渉では代理人なんかもいるので主張できる。当時は球団の財布のひもも固かった。僕なんか40本塁打して当たり前と思われていたし、金額は全て球団任せで提示通りに「ハイ、わかりました」と契約書に判を押していました。

 現役時代の最高年俸は8千万円ちょっとかな。40年前、一応球界最高額でしたが、当時は10本以上のCMにも出演していた。その契約料のマージンが球団に入るのですが、それが僕の年俸くらいあったらしい。つまり球団は僕をタダで使っていましたよ(笑)。ま、お金のことは言えない時代でしたね。(聞き手 清水満)

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