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メダルより自己実現の自由を 東京五輪代表100メートルか200メートルかの条項案

世界陸上男子400メートルリレー予選で、決勝進出を決め、ポーズをとる(左から)小池、白石、桐生、サニブラウン=10月、ドーハ(共同)
世界陸上男子400メートルリレー予選で、決勝進出を決め、ポーズをとる(左から)小池、白石、桐生、サニブラウン=10月、ドーハ(共同)

 日本陸連の強化委員会は16日、男子短距離陣を400メートルリレーに注力させるための条項を提案した。だが、これはあまりにも乱暴といわざるを得ない。

 確かに男子400メートルリレーの日本は金メダルを狙える力がある。だからといって、選手の挑戦する権利を制限していいという話にはならない。

 現時点ではサニブラウン・ハキームと小池祐貴の2人が100メートルと200メートルの東京五輪参加標準記録を突破している。両種目への出場に意欲を示すサニブラウンは「個人種目でメダルを取るためにやっている。個人種目をしっかりやってリレーも手を抜かずにいければ」と語り、小池も「個人2種目を走って、リレーを走れる人もいる。個々で相談して決めるのがいいのでは」と指摘する。もちろん今後、2人以外にも両種目に出場できる力のある選手が出てくる可能性だってある。

 麻場一徳強化委員長は条項案に「原則として」と入れたことについて「リレーは二の次で、100メートル、200メートルを頑張りたいという選手に駄目だとはいえない」と語り、拘束力に“余白”を持たせる意向を示唆した。両種目で出場権を得た選手とは種目選択を話し合うという。

 選手個々の自己実現の自由を妨げてまで取らねばならないメダルがあるというのか。(宝田将志)

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