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女子トランポリンの森、光る勝負強さ 世界一と五輪切符手に

【第34回世界トランポリン】女子個人決勝 森ひかるの演技=1日、有明体操競技場(川口良介撮影、5枚の連続写真を比較明合成)
【第34回世界トランポリン】女子個人決勝 森ひかるの演技=1日、有明体操競技場(川口良介撮影、5枚の連続写真を比較明合成)

 トランポリンの東京五輪予選の世界選手権最終日は1日、東京・有明体操競技場で行われ、個人決勝で女子は森ひかる(金沢学院大ク)が55・860点をマークし、男女を通じて個人で日本勢初の金メダルを獲得した。

 演技が終わった後も森は跳ね続けた。土井畑の得点を上回って東京五輪出場を決めた瞬間も、優勝が確定したときも喜びを爆発させて跳ね回った。

 演技自体は横ぶれや膝の曲がりなどがあり完璧でなかっただけに、日本女子初の世界一に「びっくりです」と驚きを隠さない。「五輪の枠を逃しちゃったかなと思ったので、ほっとした」というのは本音だろう。

 「これまで辛いことはいっぱいあった」と20歳は言う。トランポリンに打ち込むため、高校1年の11月に都立高校から石川の強豪、金沢学院東高に転校。それまで高難度の構成で一発勝負を仕掛けるスタイルだったが、五輪では通用しないと一時的に難度を落とし、丁寧に技術を練り直した。

 「難度点を3点近く下げた。一つのミスですごく合計点が下がってしまうので、大丈夫かなと思っていたけど、それで演技も気持ちも成長した」

 磨かれた勝負強さは今大会、際立っていた。直前の1カ月は五輪切符が掛かる重圧のためよく眠れず、勝手に涙があふれてくることもあったという。だが、いざ開幕すると気持ちは上向き、前方3回宙返りを2つ組み込んだ難しい構成をミスなく次々と通してみせた。

 「友だちが来られるのが地元開催の良い所。応援してもらえると楽しい。幸せな気持ちが大きくて頑張れます」。来年の東京五輪、満員の会場で新エースの好演技が見られそうだ。(宝田将志)

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