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【東京への「切り札」(8)】平昌のヒロイン、冬夏パラ出場へ磨いたスタートダッシュ 車いす陸上・村岡桃佳

車いす陸上に取り組み始めてわずか2カ月で日本記録を樹立した村岡桃佳。スタートダッシュを武器に、夏冬両大会出場を目指す
車いす陸上に取り組み始めてわずか2カ月で日本記録を樹立した村岡桃佳。スタートダッシュを武器に、夏冬両大会出場を目指す
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 2018年平昌冬季パラリンピックのアルペンスキー女子座位で金メダルに輝いた村岡桃佳(22)=トヨタ自動車=が、20年東京パラを目指し車いす陸上への挑戦を進めている。本格的に取り組み始めたのは今春だが、早くも女子100メートル(車いすT54)の日本記録を更新。その最大の武器が力強いスタートダッシュだ。夏冬両方のパラリンピック出場へ。天性の身体能力と反復練習によって、大きな目標へ着実に近づきつつある。 (宇山友明)

抜群の加速生むこぎ出し

 「オン・ユア・マークス、セット(位置について、用意)…」。今年7月に行われた関東パラ陸上選手権の女子100メートル(車いすT54)決勝。村岡は号砲にいち早く反応して頭一つ飛び出すと、そのままリードを守り17秒38の日本記録で優勝した。

 陸上の競技会に参加して3戦目。キャリアは浅いが、躍進を支えているのがスタートの加速だ。特徴は陸上競技用の車いす「レーサー」のこぎ出し位置。国内の女子選手の大半が車輪の真横あたりに手を置いてスタートするのに対し、村岡は身体能力の高さもあり車輪の頂点に近い位置からこぎ出すことができる。この動作がスタートに素早さと力強さを与え、トップスピードに乗りやすくなる。

 簡単にも思えるが、筋力がより必要とされるため女子選手には難しい。村岡は「私の体重の軽さもあってできるスタート。高い位置からこぐことで、ひとこぎ、ひとこぎに重みが出る」と説明する。

「東京」を見据え転向

 昨年3月の平昌パラは村岡を一躍、スターにした。最初の種目の滑降で銀メダルを獲得すると、最も得意とする大回転では表彰台の頂点に。出場した5種目全てでメダルを獲得し、秋の園遊会にも招かれた。

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