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WBSS、団体の垣根越え世界トップが争うトーナメント

【ボクシングWBSSバンタム級決勝戦 IBF・WBA世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥VSノニト・ドネア】11R、ダウンを奪う井上尚弥=7日、さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)
【ボクシングWBSSバンタム級決勝戦 IBF・WBA世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥VSノニト・ドネア】11R、ダウンを奪う井上尚弥=7日、さいたまスーパーアリーナ(撮影・中井誠)

 世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)のバンタム級王者、井上尚弥(大橋)が7日、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級決勝で、WBAスーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)を破り、頂点に上りつめた。

 WBSSは世界トップクラスの精鋭8人で争うトーナメントで、圧倒的な強さで勝ち上がった井上尚の名を国内外に広く知らしめる大会となった。

 プロボクシングでは世界王座を認定する団体が乱立しており、日本のプロを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)が加盟しているのはWBA、世界ボクシング評議会(WBC)、世界ボクシング機構(WBO)、IBFの主要4団体。団体ごとに加盟国やルールは異なり、階級別の王者もそれぞれ存在する。さらにWBA王者が他団体の王座を獲得した場合に認定される「スーパー王者」や、王者が負傷などで長く防衛戦を行えない場合に設定される「暫定王者」もおり、同一階級における真の世界ナンバーワンが誰か、見えにくい構造が続いていた。

 ここに一石を投じたのが、欧米のプロモーターが2017年に創設したWBSSだ。「階級最強」を決める大会と称して主要4団体の世界王者らに参戦を呼びかけ、優勝者には伝説の世界ヘビー級王者の名を冠した「ムハマド・アリ」トロフィーを授与。同年9月に始まった第1回はクルーザー級とスーパーミドル級で行われ、1年をかけて世界各地で開催。賞金総額は2階級合計で50億円以上とされる。

 第2回はクルーザー級、スーパーライト級、バンタム級で18年10月から始まり、バンタム級の井上尚は日本人として初出場。1回戦では元世界王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に1回1分10秒でKO勝ち、準決勝ではIBF王者だったエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2回1分19秒でTKO勝ちと規格外の強さを見せつけてきた。

 一時は資金難も報じられたWBSSだが、創設者の一人でプロモーターのカレ・ザワーランド氏は次回はWBO世界王者、井岡一翔(Reason大貴)のスーパーフライ級など3階級での開催を計画中と明かしている。

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