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【大相撲企画・壁を破る】(上)御嶽海、近くて遠い大関

 三役連続17場所。関脇御嶽海にとって自信になると同時に、もどかしさが募る数字でもある。大関の座は近くて遠い。

 10日に初日を迎える九州場所は定位置から抜け出す好機だ。先場所は12勝3敗で2度目の優勝を果たした。今場所12勝を挙げれば、大関昇進の目安とされる「三役で直近3場所計33勝」に届く。「自分の相撲をとって『やっぱ強いな』と思ってもらえればいい」。闘志を胸に土俵に上がる。

 大関への挑戦は初めてではない。昨年7月の名古屋場所で初めて賜杯を抱いた。その後は振るわず翌場所は9勝、翌々場所は7勝8敗と負け越し昇進の好機を逃した。

 鋭い反応、タイミング良く攻め立てる感覚などの「相撲センス」は誰もが認める。三役に定着した要因でもある。

 大関をつかむには、もう一歩成長する必要がある。所属する出羽海部屋で指導する中立親方(元小結小城錦)は「最近は相手をよく見て相撲を取るようにしている」と御嶽海の変化を指摘する。武器の押し相撲をがむしゃらに通すのではなく、相手に合わせて柔軟に戦い方を変えようとする姿勢が感じられるという。

 臨機応変な動き、技術を体に刻み込めば、受け身に回って、あっけなく敗れる場面は減る。「頭だけでは仕方ない。稽古で磨かないと」と、中立親方は、弟子が試行錯誤して強さを磨いていることを強調した。

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