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【一筆多論】2つのW杯…熱狂の末 大谷次郎

 ラグビーは「ONE TEAM」という日本代表の合言葉に象徴されるように、さまざまな個性、体格、技術をもった15人が役割分担をしながら身をていして仲間のためにボールをつなぐ。控え選手たちも飲み物を運びながらヘッドコーチの指示を選手たちに伝える。そうした姿は企業人にとって会社組織の理想に映るようだ。自身に重ね合わせるのかもしれない。

 そのためルールが分からなくても熱中できたし、日本開催が多いバレーボールよりアジアで初開催のラグビーが新鮮味があった。だから同じ時期に同じような活躍をしてもラグビーの方が幅広い層の「にわかファン」をわしづかみにできたといえる。

 ただ、ラグビーW杯は五輪、サッカーW杯と並ぶ「世界3大スポーツイベント」に位置づけられるが、日本ではバレーボールや野球、サッカーに比べて競技人口は少ない。しかも、全国高等学校体育連盟に加盟するラグビー選手は約2万1700人(平成30年度)で、10年前の約2万7300人から6千人近く減っている。

 いろいろな要素が重なり日本中を熱狂させたラグビー日本代表。今後、若い選手を育てて国民的スポーツに根付かせることができるのか。「にわかファン」を真のファンに定着させられるのか。これからが本当のキックオフとなる。(副編集長兼論説委員)

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