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【ラグビーW杯】日本、肉弾戦に完敗 トライ奪えず後半無得点

【ラグビーW杯2019日本大会準々決勝日本代表対南アフリカ代表】後半、キックボールを競り合う日本の松島幸太朗と南アフリカのマピンピ=味の素スタジアム(松永渉平撮影)
【ラグビーW杯2019日本大会準々決勝日本代表対南アフリカ代表】後半、キックボールを競り合う日本の松島幸太朗と南アフリカのマピンピ=味の素スタジアム(松永渉平撮影)

 後半25分、南アフリカの強力なモールに耐えてきた日本の防御がついに打ち破られた。最後はSHデクラークに後半最初のトライを許すと、その後は反撃の糸口すらつかめず、時間だけが過ぎていった。史上初めて戦った決勝トーナメントの「初陣」はノートライの完敗。「世界との差を感じた。これが本当のトップチームだと感じられた」。CTB中村はうなだれた。

 前回2015年大会で「ブライトンの奇跡」と呼ばれる金星を与えた強豪に油断は一切なかった。日本は屈強なFW陣が次々と絡みにくるボール争奪戦や力強いスクラムで後手を踏み、後半に入ると反則を重ね、じわじわと引き離された。統率の取れた守備網も最後まで打ち破れず、大会5トライのWTB松島は「あまり前に出られなかった」と渋い表情。「何度も準々決勝を経験している向こうの方が上手だった」と一発勝負の厳しさを思い知らされた。

 それでも1次リーグを4戦全勝で通過し、アジア勢初の8強入りを果たした偉業は色あせない。WTB福岡は「『これが日本代表だ』と世界中に誇れるチームができたんじゃないか」とうなずいた。

 試合後、選手やスタッフが円陣を組み、リーチは「キャプテンとしてこのチームを誇りに思っている。選手一人一人も誇りに思うべきだ。250日以上、一緒に生活して家族のようだった」と語りかけた。円陣が解けるのを待っていた4万8千人超の観衆は、大きな拍手でチームをねぎらった。(奥村信哉)

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