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【ラグビーW杯】突進のたび「リーチ」大合唱 「桜の戦士」象徴した主将

前半、ラインアウトで伸び上がる日本のリーチ・マイケル=味の素スタジアム(松永渉平撮影)
前半、ラインアウトで伸び上がる日本のリーチ・マイケル=味の素スタジアム(松永渉平撮影)

 ボールを持って突進するたびに、「リーチ、リーチ」の大合唱がわき起こった。2大会連続で主将を務めるニュージーランド出身のリーチ・マイケル(31)は、甚大な被害をもたらした台風19号の被災者への思いを胸にピッチに立った。15歳で来日し、日本国籍も取得。多様なルーツの選手が集う桜の戦士たちの「象徴」は、最前線で体を張り続けた。

 「避難している人たちに勇気を与えられたと思う」

 台風19号が東日本を縦断した直後の13日夜に行われた1次リーグ最終戦のスコットランド戦。激闘を制した試合の後、リーチはこう語り、被災地に思いを寄せた。

 ニュージーランド人の父とフィジー出身の母の間に生まれ、5歳でラグビーを始めた。15歳で札幌山の手高(北海道)に留学したが、当時は177センチ、76キロ。同校ラグビー部監督の佐藤幹夫さん(58)は「細くて、ラグビーできるかな、という感じだった」と振り返る。

 練習後にファミリーレストランで400グラムのハンバーグと大盛りライスのセットを2つ平らげるなど“食トレ”を重ね、卒業時には体重は100キロに。試合に負ければ「みんなに申し訳ない」と1人で居残り練習をし、グラウンド整備や荷物持ちといった裏方仕事にも率先して取り組んだ。北の大地で己を磨いた高校時代の3年間を、リーチ自身も「原点」と語る。

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