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【鬼筆のスポ魂】「阿部」「鳥谷」引き際の違い…阪神は将来ビジョン示したか

ファンの声援に応える阪神・鳥谷敬=甲子園球場
ファンの声援に応える阪神・鳥谷敬=甲子園球場

 巨人はできるのに阪神はまたもやできなかったのか…。胸のうちに無性に寂しさが広がった。

 伝統ある東西の人気球団で2人の功労者が今季限りで選手契約にピリオドを打つ。巨人は2000年のドラフトで1位指名された阿部慎之助(40)。阪神は03年ドラフト1位指名の鳥谷敬(38)=ともに逆指名。それぞれ捕手と遊撃手を主戦場として、阿部は19シーズンで通算2282試合に出場し2132安打、406本塁打、1285打点。鳥谷は16シーズンで2169試合に出場し2085安打、138本塁打、822打点だ。

 しかし、阿部と鳥谷の“結末”は大きく異なってしまった。阿部は現役を引退し来季は原監督を支えるコーチに就任。指導者の道を歩む。一方の鳥谷は球団からの引退勧告を受けると、それを拒否。今後は他球団でのプレーを模索する。同じように将来を嘱望され、第一線で活躍し続けた2人の最終局面がどうしてこうも違ってしまうのか。

 キーワードは「納得」の二文字のような気がする。阿部は9月23日のヤクルト戦(神宮)後にチームに現役引退を報告したが、その前日の試合前練習中、原監督と話し合った。25日の引退会見ではこう話した。

 「原監督と話す機会がありまして。そこで思っていることがお互いに一致した。そこで決まりました。監督の意向をお聞きして自分も同じことを思った。すごく僕の将来のことや、いろいろなことを僕が思っている以上に監督が考えてくださっていた。そこで自分も納得した」

 かたや鳥谷は8月29日に球団幹部と会談。その際に「今季限りで引退していただけないでしょうか」と伝えられると「他球団に行きます」と即答している。「物別れに終わったということです」と谷本修球団副社長は無念の表情で振り返った。9月30日の本拠地・甲子園球場での今季最終戦、中日戦ではファンとの惜別イベントも全く行われなかった。

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