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【ラグビー私感】日本は今や世界の強豪国 イアン・ウィリアムスさん

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神戸製鋼で活躍したイアン・ウィリアムスさん=平成3年1月
神戸製鋼で活躍したイアン・ウィリアムスさん=平成3年1月

 1989(平成元)年9月、私は26歳で神戸製鋼に入社した。その前の3カ月間、英オックスフォード大を卒業、オーストラリア代表「ワラビーズ」の一員として「ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズ」(イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの連合チーム)と対戦。世界選抜にも参加し、南アフリカ代表「スプリングボクス」とも対戦していた。

 来日当時は日本語はもちろん、文化や商習慣など分からないことばかり。600人の社員が住む独身寮での畳の6畳間での生活も、私の孤独を深めた。幸いだったのは、平尾誠二、藪木宏之、下坂斉司、藤崎泰士ら、神戸製鋼のラグビーチームで素晴らしい友人ができたことだった。

 日本ラグビー界はまだ大学ラグビーが支配的な時代で、社会人ラグビーは黄金期が始まったばかりだった。信じられないことに、1月15日に行われたニュージーランド代表「オールブラックス」とワラビーズの試合より、同じ日に行われた日本選手権の方がファンの関心を集めていた。

 当時の日本ラグビーは、とても内向きだった。高校生の目標は花園ラグビー場でプレーし、「日本一」になること。代表チームはほとんど試合をせず強くもなく、メディアもラグビーファンも、あまり代表に関心がなかった。

 30年後に時間を早送りすると、日本はW杯の開催国となり優勝候補のアイルランドを倒した。日本では多くの物事がそうだが、変化はゆっくりやってきて、その後大きく変化する。日本は今や、世界の強豪国だ!

 日本代表キャップ保持者として、私は、桜色と白のジャージーを着た日本のラグビーファンが情熱的に応援するのを見るのが大好きだ。日本は今や代表を誇りに思っている。このことが次世代の若い日本のラグビー選手を鼓舞し続けることを願っている。(オーストラリア出身、元日本代表)

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