【ラグビーを書く】ビールグラスを右手で持つのは反則だ 大谷次郎
ラグビーとビールにまつわる慣習としては「右手でグラスを持たない」というものもある。右手は握手をするために常に開けておくのが礼儀。右手がグラスを持って冷えていたり、ぬれていたりするのは失礼にあたるからだ。
アフターマッチファンクションなどで右手でグラスを持っているのが見つかると、周囲から「バッファロー」との声があがり、マナー違反を指摘される。そうなるとグラスの飲み物を一気に飲み干し、左手に持ち替えないといけないのだという。
さて、高校、大学とラグビーをかじったことがあるが、大学生時代はラグビーの練習で汗をかいたからビールで渇きを癒やしていたのか、ビールが飲みたいからラグビーで汗を流したのか分からないほどだった。
いまはラグビーファンの一人としてビールを左手に観戦している。W杯は今後も熱戦が繰り広げられるだろうが、飲み過ぎには注意したい。ラグビーは「紳士のスポーツ」なのだから。(大谷次郎)