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【ラグビー私感】「歴史の目撃者」になる興奮 生田久貴さん

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慶応大時代に日本一となり、第1回W杯にも出場した生田久貴さん(中央、本人提供)
慶応大時代に日本一となり、第1回W杯にも出場した生田久貴さん(中央、本人提供)

 W杯も開幕から約3週間。お昼時に本社近くの食堂に入ると、あちこちの席でラグビー談議に花が咲いており、うれしくなる。

 今大会、ニュージーランド-南アフリカなど2試合をスタジアムで観戦した。W杯を生で「体感」したのは、実は今回が4回目だ。

 最初は選手として参加した1987年の第1回ニュージーランド・オーストラリア共催大会。第3戦のオーストラリア戦での経験が世界で戦う姿勢や覚悟となり、今に生きている。オーストラリア代表「ワラビーズ」は今回、弊社が開発拠点を置く神奈川県小田原市でキャンプを張った。小田原ではオーストラリアとの交流が活性化。今後も続くレガシー(遺産)になるはずだ。

 次が95年の第3回南ア大会。当時、三菱商事の南ア駐在員だった私は期間中、日本代表の応援などで各地を飛び回った。映画「インビクタス」そのまま、南ア代表「スプリングボクス」の優勝が人種を超えて国を一つにした瞬間を目の当たりにし、そのラグビーの力に感動した。

 そして4年前の前回イングランド大会。欧州出張からの帰国を1日延ばし、平尾誠二(元日本代表監督)に手配してもらったチケットで「ブライトンの奇跡」を目撃した。スタジアムの観客の8割方を味方につけ、興奮のるつぼの中で生まれた日本の逆転トライは鳥肌ものだった。

 今大会、日本代表は3連勝でブライトンの興奮と熱気を再現してくれた。ラグビーとW杯が国、地域、人々の気持ちを変え、世の中がより良い方向へ向かう。それは恩師、上田昭夫元監督や平尾が願い、目指していたことでもある。

 13日の大一番、スコットランド戦はスタジアムで観戦する。「歴史の目撃者」となるのが、楽しみで仕方がない。(昭和60年度慶応大卒、元日本代表、ミクニ社長)

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