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【ラグビーを書く】「束縛が大嫌い」同志社・岡仁詩の「イズム」と称された哲学 内田透

同志社大が大学選手権を2連覇したときに祝勝会であいさつする岡仁詩さん(中央)。左端は大八木淳史さん=昭和59年1月
同志社大が大学選手権を2連覇したときに祝勝会であいさつする岡仁詩さん(中央)。左端は大八木淳史さん=昭和59年1月
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 「同志社大学ラグビー部百年史」によると、5年10月17日の対明治定期戦で完敗した翌日、首脳陣とリーダーが話し合い、一つの結論を導いた。「とにかく攻め続けよう」。PG封印の戦法を決めた瞬間だった。

 「話の肖像画」で岡さんが振り返っている。「提案したのは僕ですが、やる、やらないを決めたのは学生たちなんです」「しんどいプレーですよ。でも、学生は喜んでやっている。やっぱりボールを持って走るのが楽しく、面白いんですよ」

 個々の能力を大切にしながら、選手の意思を尊重し、勝ち方にこだわる。岡イズムの真骨頂は、前回W杯で日本が世紀の番狂わせを実現した南アフリカ戦での最後の逆転トライに通じるようにも思える。

 「百年史」に、岡さんが監督就任5年目に記した文章がある。「『型に学んで型にはまらず』と云う事がラグビーゲームの戦法のあり方だと私は考えます」「型を学び受け継いで、なお型にはまらず変化を求めて努力していくのが現在の私達の成すべき事だと考えております」

 決戦に臨む日本代表の変幻自在な躍動を、この言葉とともに見つめたい。(内田透)

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