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【ラグビーを書く】「束縛が大嫌い」同志社・岡仁詩の「イズム」と称された哲学 内田透

大学選手権で明治大を下し日本一に輝いた、同志社大の岡仁詩さん(中央)=昭和58年1月
大学選手権で明治大を下し日本一に輝いた、同志社大の岡仁詩さん(中央)=昭和58年1月
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 もはや地の利や勢いだけではない。ラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本代表は着実に進化し、頼もしくなっている。台風の接近は少し気がかりだが、13日に横浜で行われる1次リーグ最終戦・対スコットランドで、宿願の8強入りを果たす瞬間が訪れると皆、信じている。

 大会前、ラグビーでこれほど日本中が盛り上がるとは正直思っていなかった。日本戦以外のスタジアムも熱気に包まれ、「オフロードパス」「ジャッカル」といったラグビー用語すら、市民権を得たかのように耳にするようになった。

 盛り上がりの基には、日本のプレースタイルが持つ魅力があるのだろう。変幻自在、融通無碍な展開力、突破力は、見る者を引きつけるし、何より楽しい。

 この「楽しさ」に触れ、一人の指導者を思い出す。同志社大ラグビー部の象徴である岡仁詩(ひとし)さん。昭和34年から同部の監督や部長を務め、36年度に日本選手権の前身のNHK杯、38年度に第1回日本選手権に優勝。57~59年度には大学選手権3連覇を成し遂げた。

 日本代表監督も務めた岡さんのモットーは、自由と個性の尊重を基本とした、奔放で創造性豊かなラグビー。今の日本代表にも重なるような哲学は「岡イズム」と称された。平成19年5月、77歳で他界したが、卓越したラグビー理論は今なお語り継がれている。

束縛は大嫌い

 平成13年、岡さんのインタビュー記事「話の肖像画」が、産経新聞紙上で8回にわたり連載された。インタビュアーは大先輩である富永俊治記者。岡イズムの奥底に迫っている。

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