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【野球がぜんぶ教えてくれた 田尾安志】巨人に感じる「球界の盟主」の矜持

 甲子園でのオープン戦で、チームを率いていた長嶋さんにあいさつしたときのこと。「田尾君、今年のタイガースはどうだ?」と質問された。「たぶん阪神は最下位になるだろう」と思っていた僕は「しんどいですよ」と答えた。すると、長嶋さんは「困るなあ」。阪神が弱いと、プロ野球は盛り上がらない、球界全体にとってマイナスになる…。「単なる一監督の発想ではない」と感銘を受けた。

 現在、プロ野球の12球団で、巨人のような誇りを持っている球団が、どれだけあるだろう。チームは自分たちの持ち物なんだから、お金もうけができればいい-。そんな小さな視野の球団が、少なからずあるのではないか。プロ野球界全体の発展のためには、勝ってファンを喜ばせる努力だけでは物足りない気がしてならない。

(野球評論家)

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