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【ラグビー私感】力束ねたスクラムで勝利を 森島弘光さん

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早稲田大で活躍した森島弘光さん。名フッカーとして知られた(本人提供)
早稲田大で活躍した森島弘光さん。名フッカーとして知られた(本人提供)

 9月20日に開幕したラグビーW杯。開幕戦の会場となった東京スタジアムに向かうべく、最寄りの京王線飛田給駅(東京都調布市)を降りて目に飛び込んできたのは、歩道を占める桜のジャージー群だった。「ここまで多くの人たちが日本代表を応援してくれているのか」と、目頭が熱くなったのを覚えている。

 現地観戦した開幕戦のロシア戦では、百戦錬磨の選手たちが緊張しているさまから、この試合の意味の重さを思い知らされた。そしてアイルランド戦の歓喜。リアルタイムで見ることはできなかったが、携帯電話に絶え間なく飛び込んでくる友人たちの喜びのメッセージで歴史的勝利を知り、その夜、録画で堂々たる勝ちっぷりに酔わせてもらった。

 代表チームついては、豊富な練習に裏付けられたフィットネス、キックを織り交ぜた戦術、メンバー構成のダイバーシティ(多様性)などさまざまな話題が取り上げられているが、自身が現役時代、フォワード最前列中央でスクラム時にボールを足でかき出す役割を担う「フッカー」だったこともあり、注目するのはセットプレー。安定したスクラム、ラインアウトがなければこれまでの2勝はありえなかったし、今後の試合での優勢もありえない。

 アイルランド戦前半34分、相手ボールスクラムを押してターンオーバー(攻守逆転)したプレーはあの試合の大きな勝因の一つだろう。現日本代表スクラムコーチの長谷川慎氏は、スクラムの理論構築、そして実際の指導でも間違いなく日本でトップの一人。私が母校・早稲田大のフォワードコーチを務めていたときにも大変お世話になった。

 彼が指導する、全員の力を合理的に束ねた日本代表のスクラムが、今後も対戦国を押し込むのを期待している。(平成元年度早稲田大卒)

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