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【ラグビー私感】「紳士たち」との出会い、人生の財産に 吉野俊郎さん

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早稲田大時代、宿敵・明治大との対抗戦でボールを持ち突進する吉野俊郎さん=昭和56年12月
早稲田大時代、宿敵・明治大との対抗戦でボールを持ち突進する吉野俊郎さん=昭和56年12月

 連日盛り上がりを見せているW杯日本大会。開催国・日本はアイルランドに金星をあげ、決勝トーナメント出場への期待が膨らんでいる。

 ここまでの戦いでは、南アフリカに勝った優勝候補ナンバーワンのニュージーランド(NZ)とオーストラリアに勝ったウェールズの強さ、加えてアルゼンチンに勝ったフランスのチーム状態の良さが印象に残っている。

 ここまで2試合を現地で実際に観戦したが、応援のため来日したラグビーファンらが試合前にジャージーを着て仲良く写真を撮る姿が至る所で見られ、会場内外の熱気に圧倒された。私自身、1987(昭和62)年に行われたNZ・オーストラリア共催の第1回W杯に参加し、当時とは様変わりした「スポーツの祭典」に酔いしれている。

 ラグビーは万人が楽しめるスポーツといわれている。体の小さな人はスピードを武器に、体の大きな人はパワーを武器に戦う。ジャパンの早い球出しとパス、NZや南アのパワフルなアタック、国ごとの戦い方の違いがW杯の見どころだ。

 また、ラグビーには「ラグビー憲章」というものがあり、品位、情熱、結束、規律、尊敬を重んじる人格があって、初めてラグビーをする資格があるとされている。これこそが「ラグビーは紳士のスポーツ」と言われる所以(ゆえん)であると思う。早稲田大、サントリー、日本代表…自身のラグビー人生の中で出会った数多くの「紳士たち」の存在が、私の人生最大の財産である。

 今大会を通じ、日本でのラグビー人口とファンが増え、「ラグビー憲章」を重んじる人たちが、来年の東京五輪・パラリンピックをさらに盛り上げてくれると信じている。(昭和57年度早稲田大卒、元日本代表)

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