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【思ふことあり】台風被害、未来につながる検証を スポーツジャーナリスト・増田明美

 毎年八丈島で開催している「夢伝大会」。障害者や高齢者、健常者も一緒に走る和やかな大会である。それが今年17回目にして初めて中止になった。

 「台風15号の影響がありそうなので、船や飛行機で来島される皆さんの安全のために、早めに中止を決断しました」と9月6日金曜日に事務局から連絡があった。大会会長を務める私はもう少し待ってもいいのではと思ったが8日大会当日は船も航空機も欠航。台風の強風域に入り、現地事務局の判断の正しさに感謝し、来年の再会を誓った。

 その後、9日の月曜日未明には千葉県が暴風域に。ニュースではそれほど大きく取り上げられず、ホッとした。でも千葉の実家に電話をかけてみたがつながらない。両親の携帯電話もダメ。停電しているとニュースで聞き、すぐに復旧するだろうと思っていたが、夜になっても翌10日の火曜日の朝になっても連絡が取れなかった。

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 私の実家は千葉県いすみ市にあり、被害の大きかった地域よりもやや北東方向に離れていたため、暴風や大雨による大きな被害は出なかった。しかし、実家は9日の月曜日の朝から停電し、12日の木曜日の夜8時半ごろまで、ほぼ4日間、電気なしの生活を強いられた。

 停電が解消し、連絡が取れた12日の夜、父と話した。「情報がなくて不安だったでしょ」と言うと、父は「防災無線で避難所も分かっていたし、いざとなったら行けばいいさ」とあっさり。「防災無線だけだと世の中のことが分からなくて不安じゃなかった?」と心配すると、「ラジオを聴いていたし、新聞も毎朝届いたので、様子は分かっていた」だって。人の心配をよそにたくましい親だった。

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