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紀平「本気で4回転入れたい」 シーズン初戦Vで意欲

優勝し、金メダルを手に記念撮影に応じる紀平梨花=カナダ・オークビル(桐原正道撮影)
優勝し、金メダルを手に記念撮影に応じる紀平梨花=カナダ・オークビル(桐原正道撮影)

 【オークビル(カナダ)=田中充】右手を高々と突き上げ、笑顔で歓声に応えた。勝利を確信した紀平のフリーは145・98点。フィギュアスケート今季初戦オータム・クラシックでSP、フリーとも1位となり、好スタートを切った。

 演技直前は窮地だった。6分間練習で代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1本も決まらなかった。午後の公式練習が試合会場とは別リンク。氷が硬く、ジャンプのタイミングが狂ってしまった。

 最終滑走の本番までわずかな時間しかない。浜田美栄コーチから「助走のスピードと姿勢だけに気をつけて」とアドバイスを受け、「重心を前に置くこと意識して、すごく集中した」と動じることなく気持ちを整えた。

 迎えた本番は、冒頭で3回転半を2回転ジャンプとのコンビネーションで成功。2本目は「高さがなかったが、力でもっていく練習ができていた」と回転不足ながらも崩れずに着氷し、「2本跳べた。すごくうれしかった」とうなずいた。

 シーズンオフのスイス合宿ではピラティスというエクササイズで体幹を鍛え、バレエやダンスなどにも励んでいる。氷上以外でもどん欲にトレーニングを積み重ねることで、大技を安定して跳べる地力を培ってきた。

 今季はさらに高みを見据える。4回転サルコーの成功だ。「他のジャンプに不安がなければ4回転を(試合で)入れようと思える。次の試合までに本気で4回転を入れるつもりで練習したい」。進化のシニア2年目に伸びしろはまだある。

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