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【大相撲徳俵】前代未聞、台風で15力士遅刻 満員電車で場所入り、過去にはパトカー先導も

台風の影響で力士15人が遅刻した大相撲秋場所2日目。結びの一番を鶴竜が締め、無事に午後6時までに全取組が終了した=両国国技館(中井誠撮影)
台風の影響で力士15人が遅刻した大相撲秋場所2日目。結びの一番を鶴竜が締め、無事に午後6時までに全取組が終了した=両国国技館(中井誠撮影)

 9日早朝に千葉市付近に上陸した台風15号は、首都圏を中心に大きな被害をもたらした。JRなどの交通機関は一時ストップ。その影響を大きく受けたのが、朝から下位力士の取組が行われる大相撲だった。

 大相撲は序ノ口の相撲から始まり、序二段、三段目、幕下、十両、幕内と続いていく。この日は午前8時40分から序ノ口の取組が始まる予定だったが、台風の影響を考慮して30分繰り下げ、同9時10分開始としていた。

 それでも想定以上に交通機関が乱れ、車で向かおうにも大渋滞が発生。両国国技館になかなかたどり着けない。幕下以下の取組進行に携わる若者頭には「間に合わないかもしれない」という連絡がひっきりなしに入ったという。

 最終的に序ノ口4人、序二段10人、三段目1人の計15人が自身の取組に間に合わなかった。千葉県に部屋を構える佐渡ケ嶽部屋、朝日山部屋などの所属力士だった。

 原則、取組に遅刻した力士は不戦敗となる。しかし、日本相撲協会は事情を考慮し、当該取組を後回しにする措置をとった。遅れてきた力士15人は救済され、全員土俵に上がることができた。

 この日の最初の一番に名前があった序ノ口の琴大村(佐渡ケ嶽部屋)も遅れた一人。電車が動き出すまで千葉県松戸市の部屋で待機し、午前8時半ごろに出発した。満員電車に揺られ、約2時間かけて国技館にたどり着いた。

 後回しになった一番で勝利し、「不戦敗になるんだろうと諦めていた。勝ててよかった」とほっとした様子。力士7、8人ほどと一緒に電車に乗ったといい、「みんなぎゅうぎゅう。狭いし熱いし」と苦笑いだった。

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