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【いざ!東京五輪】高校生の挑戦求む 元五輪スイマーが「平和を考える」コンテストに参加呼びかけ

途上国で教育支援を行っている井本直歩子さん
途上国で教育支援を行っている井本直歩子さん

 五輪は「平和の祭典」とも呼ばれている。2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は、全国の高校生を対象に五輪と平和について考え、自らの言葉で世界に発信してもらう英語スピーチコンテストの参加者を募集している。審査員を務める元五輪スイマーで国連児童基金(ユニセフ)職員の井本直歩子さん(43)は「難しくてもチャレンジして、五輪の一端を担えるように応募してほしい」と呼びかけている。

 「平和」について考えるきっかけが、井本さん自身も中学生のときにあった。初めて国際大会に出場した1990年の北京アジア大会で、観客席から予選を見ていると、ゴーグルのない選手がいた。選手村の食堂では、栄養を考えて試合用の食事を摂取している選手がいる傍らで、プリンやアイスクリームのカップを重ねて喜んでいる選手もいた。後に貧困や紛争国の出身者だと知り、「同じ人間なのに、なんて不公平なんだろう」と感じたという。

 五輪選手になる夢を20歳で実現させた後、英マンチェスター大学大学院で平和構築に関する修士号を取得し、現在まで紛争や貧困などに苦しむ人々の支援に当たっている。途上国では、子供たちが笑いながら裸足でサッカーボールを蹴る姿を多く目にし、辛い環境でも希望や勇気、楽しみを与えるスポーツの力を実感。「平和がなければ、スポーツはできない」とも確信している。

 五輪を開催する目的の一つに、近代五輪の創始者、クーベルタンは「スポーツを通じて、より平和な世界をつくることに寄与する」ことを挙げている。20年東京五輪・パラでも、国連総会での決議を経て、大会期間中の休戦を世界に呼びかける予定だ。

 高校生を対象にした英語スピーチコンテストでは、「平和な世界に向けてスポーツの果たす役割」をテーマに、英語でのスピーチ動画を募集。金賞(1人)には、東京五輪・パラの関連事業で実際にスピーチする機会などが与えられる。

 動画の制限時間は3分以上5分以内。動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップし、応募フォームから動画のURLなどの情報を登録すれば参加できる。応募期間は9月30日午後5時まで。

 詳しくは、東京2020教育プログラム特設サイト「TOKYO2020forKIDS」(https://education.tokyo2020.org/jp/)。スピーチの準備に向けた図書や資料なども紹介している。

 東京五輪・パラ組織委員会は「五輪やスポーツの持つ力について考え、自らの言葉で世界に発信するきっかけにしてもらいたい」としている。(運動部 西沢綾里)

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