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【誇り-歴史に挑む15人へ】(3)「プレッシャーを力に」大八木淳史さん

第2回ラグビーW杯、日本対ジンバブエ戦で突進する大八木淳史さん(右)
第2回ラグビーW杯、日本対ジンバブエ戦で突進する大八木淳史さん(右)
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 ドラマ「スクールウォーズ」のモデルとして知られる京都市立伏見工高(現京都工学院高)でラグビーを始め、同志社大では大会史上初の3連覇を含む4度の大学日本一を経験。神戸製鋼に進むと日本選手権7連覇の中心メンバーとなり、日本代表ではワールドカップ(W杯)に2大会連続出場-。そのラグビー歴は華々しい。タレントとしてもお茶の間に知られるが、「ラグビーは俺自身。人生の生き方は全部ラグビーで学んだ」と断言する。

 代表として最後の舞台となった第2回大会(1991年)では、初戦のスコットランド戦のメンバーから外れる悔しさも味わった。

 「よかったですね、頑張りましょう」。メンバー入りした第2戦を前に、声を掛けてきたのが、主将としてチームを率いた故平尾誠二さんだった。伏見工高、同志社大、神戸製鋼、そして日本代表でともに戦ってきた盟友。代表でも神戸製鋼でも「平尾は日本ラグビーの顔」と1学年下の平尾さんに主将を譲り、自身はサポート役に徹した。「第1回(87年)とはW杯の重みが大きく変わっていて重圧もあった。主将は平尾にしか務まらなかった」

 第1回大会から数えて5連敗で迎えた最終戦のジンバブエ戦で、日本はW杯初勝利をつかみ取る。「とにかくW杯という舞台で1勝したい、何が何でも勝たなきゃいけない試合だった。平尾もチームも同じ思いだった」。大会最多の9トライを奪って快勝したこの試合は、前回大会の南アフリカ戦まで、日本代表にとって唯一の勝利だった。

 引退後も、ラグビーへの熱い思いは変わらない。「少子化もあって、競技間で子供の取り合いになっている。ラグビーが子供たちの憧れのスポーツになるような、新しいあり方を模索しないと未来はない」と危機感も抱く。

 今回、日本戦は満員の観衆が予想される。数々の大舞台を踏んできた経験から「どんな大会でもリラックスしてやる試合なんてない。プレッシャーを力に変えて、いい試合をみせてほしい」と力を込める。

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