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ラグビーW杯まで1カ月 定着するか「サービス付き」高額チケット

 来年の東京五輪でもこうしたホスピタリティパッケージの販売が8月下旬から開始される。パッケージは全5種類で、試合観戦とともに高級料理などを楽しめるサービスが付き、価格は9万円から635万円。最も高価なものは、開閉会式や陸上男子100メートル決勝、同400メートルリレー決勝など人気競技11枚の観戦チケットが含まれる。大会組織委によると、全販売枚数の約1%を割り当てるという。

 「ホスピタリティパッケージ」は英国などで定着しており、スポーツイベント開催の際の収益源の一つになっている。筑波大の高橋義雄准教授(スポーツ社会学)は「もともと、欧米ではスポーツが社交の場になっており、文化として根付いていることが背景にある」と語る。

 スポーツを社交場ととらえる傾向が強くない日本だが、近年は多様な観戦スタイルが広がりつつある。プロ野球の巨人は今季、本拠地の東京ドームにパーティールームを新設。1日2組限定で、室内には大型モニターもあり、15人定員の部屋は飲食付きで30万円。20人定員の部屋はさらにテレビゲームやダーツなどが付いて50万円。今季の予約はすでにいっぱいという。

 サッカーJリーグでも、ガンバ大阪が運営・管理し、16年に開業したパナソニックスタジアム吹田には法人向けの「VIPフロア」が設けられ、商談をしながら観戦できるラウンジや個室がある。「Sky G-VIPラウンジ」は豪華な料理に飲み物がついて、1人1試合2万円(税別)。個人にも対象を広げられないか検討中だ。

 早大スポーツ科学学術院の原田宗彦教授は「スポーツ観戦はこれまで公平な“エコノミークラス”が主流だったが、高額な“ビジネスクラス”がターゲットになりつつある。キーワードは『高付加価値』。令和はスポーツホスピタリティの時代になるかもしれない」と話している。

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