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療養中の子供たちにスポーツを 選手が病院訪問、練習・試合参加で活力に

 長期療養生活を送る子供たちとスポーツをつなぐ取り組みが広がりつつある。活動を支援するNPO法人「Being ALIVE Japan」(東京都世田谷区)によると、2015年にプログラムを開始以来、参加した子供は延べ700人超、昨年度は218人を数えた。北野華子理事長は「スポーツを通じて長期療養児に『仲間との青春』や『治療へのモチベーション』など成長に必要なものを届けたい」と話している。

 活動の対象は、小児がんや腎臓病など長期に渡って治療を必要とする子供たちだ。北野理事長自身、10代の頃に病気で入退院を繰り返した経験がある。完治後、留学先の米国で、子供たちが病院内でスポーツに親しむ姿を目にし、「『病気だからできない』でなく、周囲の理解があればできることがある」と日本での活動をスタートさせた。

 プログラムの一つは、協力してくれるアスリートと病院を定期的に訪れ、入院中の子供たちにスポーツに親しんでもらうというもの。1回60分、ゴムボールなどを使いながら、子供たちと体を動かす。点滴や装具を着けた子もいるため、病院側やアスリートと事前に打ち合わせ、安全面に配慮しながら活動を行う。

 もう一つは「入団」事業だ。子供たちがプロや大学チームの一員として4~6カ月間、練習や試合に参加し、選手のドリンクづくりやヒーローインタビューなどを手伝う。これまでに慶応大野球部やBリーグのアルバルク東京など7チームが9人を受け入れた。現在はハンドボールの湧永レオリックなど3チームが入団希望者を募集中だ。

 同法人は日本財団から助成金を受けているが、今年度末で終了となるため、今後は寄付や協賛金をより募っていく必要がある。また、参画を希望する病院やアスリートが少しずつ増える一方、専属職員は2人にとどまり、活動を拡充させる人手が足りていないという。

 北野理事長は「活動に加わった子供たちは生き生きしてくる。スポーツの力で、今と未来に何ができるか発信していきたい」としている。(宝田将志)

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