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「暑い。耐えられない」 五輪ボートテスト大会 課題浮上で対策見直しも 

 また、観戦チケットの種類によっては、冷房が効いている屋内施設に入れない観戦客が出る問題点も浮かび上がった。大会組織委の担当者はこうした状況について、施設区域内に多くの「日陰を作る」ことが重要と指摘。「仮設や屋根のないスタンドなどの対策については、今後総合的にどう判断していくか検証していく」とも話し、テスト大会での状況を検証し、今後、追加施策を練り直していく考えを示した。

 東京大会のボート競技は近年では珍しく海水での開催となり、東京湾に吹き付ける横風や波の状況がメダル争いに影響を及ぼしそうだ。整備費308億円の海の森水上競技場は1964年大会でボート競技が行われた戸田漕艇場(埼玉県)に変わる強化拠点になることも期待されているが、塩害による船の劣化も懸念されており、課題は多い。

 埋め立て地の間の水路に作られた同競技場は、海からの波の侵入を防ぐため、締め切り堤や消波装置設置されている。しかし、今回のテスト大会に参加した選手はレース中の強い波風の影響を指摘。内陸の淡水コースでは見られない独特の競技環境があるようだ。

 関東地方の大学や企業チームの多くは現在、戸田漕艇場に艇庫を置き、練習拠点にしている。近年、コース内には藻が大量発生し、各チームの練習に支障が出ているほか、試合が他会場に変更される事態にも陥っている。

 そのため多くの選手が五輪会場の新設を歓迎しているが、塩害の影響や競技場までのアクセスの不便さから、練習拠点にはなりにくいとの声も。明治安田生命ボート部の木野田沙帆子選手(24)は「戸田を練習の拠点とし、大会は海の森で行うなど、すみ分けることが理想だ」と述べる。

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