阿部きょうだいがV宣言 日体大の世界柔道壮行会
柔道の世界選手権(25日開幕・日本武道館)で3連覇を狙う男子66キロ級の阿部一二三、妹で2連覇を目指す女子52キロ級の阿部詩らが9日、東京都内で、在学中の日体大の壮行会に出席し、阿部一は「けがをするアクシデントもあったが、しっかり準備できている。オール一本勝ちで優勝する」と宣言した。
この日、22歳の誕生日を迎えた阿部一と19歳の阿部詩は昨年に続き、きょうだいでの世界一に挑戦。阿部詩は「追われる立場になった。去年よりも強い覚悟で挑みたい」と必勝を期した。
日体大からは男子81キロ級で昨年2位の藤原崇太郎も出場。「去年のリベンジを果たせるよう、やってきたことを出し切る」と意気込んだ。
壮行会に先立って第2次大戦で学徒動員され戦死した日体大(当時は日本体育専門学校)の学生約400人の慰霊式が行われ、世界選手権代表3人が学生代表として大学構内の慰霊碑に献花した。