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「重圧に弱い」破る黄金世代 全英女子を制した渋野日向子 「アスリートを感じさせるゴルフ」

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最終ラウンドの最中に、笑顔でギャラリーの声援に応える渋野日向子。右は青木コーチ=4日、英ミルトンキーンズのウォバーンGC(共同)
最終ラウンドの最中に、笑顔でギャラリーの声援に応える渋野日向子。右は青木コーチ=4日、英ミルトンキーンズのウォバーンGC(共同)
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 笑顔を絶やさぬプレーで42年ぶり2人目の快挙を演じ、海外メディアから「スマイリング・シンデレラ」という愛称で報じられた。好プレーには惜しみなく拍手を送り、キャディーとは冗談を言い合い、駄菓子もかじる-。全米女子オープンでの渋野日向子(20)のスタイルは重圧に押しつぶされる過去の日本勢とは明らかに違った。

 女子ゴルフ界で1998年度生まれは「黄金世代」と言われる。日米ツアーで通算6勝の畑岡奈紗(なさ)、国内4勝の勝みなみが中心で、宮里藍(34)が20代前半で全盛だったころ、影響を受けてゴルフを始めた世代だ。

 日本ゴルフ協会によると、1990年代後半に約5千人だったジュニア選手の登録数は2016年度には1万521人に。渋野も黄金世代の一人だが、もともとはソフトボールのエースだった上野由岐子に憧れていた。8歳からゴルフを始めたが、ソフトボールと両立してきた理由だ。

 筑波大陸上部の投擲(とうてき)選手だった両親から譲り受けた身体能力は抜群。それでもゴルフに絞ったのは中学からで「東京五輪ではツアーを休んで、ソフトボールの試合を見に行きたい」と語っていた。実際、昨年末の世界ランキングは563位。そんな20歳がこれまで何人もの先輩たちが挑んでははね返されてきたメジャー制覇という壁を破った。

 そのパワーの源の一つとなったのは天真爛漫(らんまん)さかもしれない。まずはプレーを楽しみ、自らを信じ切る。こうした姿は、東京五輪で実施されるスポーツクライミングやスケートボードなど都市型スポーツの選手にも通じる。いかに自らを表現するか-にこだわる姿勢だ。渋野も最終日の12番で「ドライバーを持たなかったら悔いが残る」と勝負に出た。結果以上に、自らを出し切ることが大切なのだ。

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