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“黄金世代”の渋野、歴史的快挙で五輪はソフト観戦のはずが一転

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ゴルフのAIG全英女子オープンで優勝し、トロフィーを手にギャラリーの声援に応える渋野日向子=4日、英ミルトンキーンズのウォバーンGC(共同)
ゴルフのAIG全英女子オープンで優勝し、トロフィーを手にギャラリーの声援に応える渋野日向子=4日、英ミルトンキーンズのウォバーンGC(共同)

 ゴルフの全英女子オープンで20歳の渋野日向子(ひなこ)が初出場初優勝、日本勢では42年ぶりの海外メジャー制覇を達成した。昨年7月、プロテストに合格したばかりで、今年が実質的なルーキーイヤー。1年後に迫った東京五輪に向け、メダル候補に躍り出た。

 渋野の持ち味は、正確なパッティングやことごとくフェアウエーを捉える正確なショット。さらには、どんな苦しいときでも笑顔を絶やさない“精神力”も武器だ。

 岡山市出身で両親は筑波大の投擲(てき)選手だった。自身も中学時代まではソフトボール選手として五輪を目指していた。その身体的能力はソフトボールで培われたもの。デビュー当時はゴルフの技術が未熟な面もあったが、青木翔コーチから指導を受け、この1年で大きく飛躍した。

 渋野は今年5月のワールドサロンパス杯で史上最年少でツアー初優勝。いきなり四大大会のビッグタイトルを獲得し“時の人”になった。7月の資生堂アネッサで2勝目を挙げたが、悔しい思いをバネにしていた。それは、4月のフジサンケイレディスクラシック最終日のこと。優勝を意識した17番でダブルボギーをたたき、2打差で優勝を逃した(2位)。「感情を出すと、スコアを落とす。一生忘れない」と肝に銘じた。

 アマ時代はゴルフ選手としては大きな実績がなく、同じ1998年度生まれの“黄金世代”である畑岡奈紗(なさ)、勝みなみらに水を開けられていたが、メジャー制覇で一気に追いついた。

 東京五輪で渋野はソフトボールのチケットを購入し、観戦する計画を立てていた。それが、全英女子を制したことで自らがゴルフ競技に出場する可能性が出てきた。日本女子の五輪枠は2。「東京五輪代表もチャンスがあればつかみたい」と語っていた渋野。自らの思惑を超えて、運命の歯車は動き始めている。(江目智則)

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